今日の為替市場のポイント
米ドル/円相場は、週初に下落した後、26 日月曜日に回復した。午前中のアジア時間に143.72の高値まで上昇した米ドル/円相場は、(1)急騰に対する反動売り、(2)金曜日の高値143.93に対する売り圧力、(3)日経平均株価の軟調(リスク回避的な円買い圧力)、(4)神田財務相の「為替相場の過度な変動に対して適切な措置を講じたい」との発言、「為替相場は急速に不均衡になっている。(4)神田財務相の「為替相場の過度な変動に対して適切な措置を講じたい」「為替相場は急速に横ばいになっている」という発言。(4)神田官房長官の「為替相場の過度な変動に対して適切に対応したい」「為替相場が急速に片寄りつつある」といった円安に関する発言、(5)松野官房長官の「為替相場の過度な変動に対して適切に対応したい」「為替相場が急速に片寄りつつある」「為替相場の動向を注視していく」といった円安に関する発言。欧州市場に入ると142.94の安値まで反落した。
しかし、売り一巡後は、(6)形だけの介入(市場は当面介入なしと解釈)に失望したこと、(7)米主要株価指数が堅調に推移していること、(8)米長期金利の低下幅が縮小していることなどが支えとなり、本稿執筆時点(日本時間27日午前5時時点)の安値143.50まで反発した。本稿執筆時点(日本時間6月27日午前5時時点)では、レートは143.50前後まで回復している。
6月26日(月)のEURUSD相場は堅調な値動きを見せた。(1)株式市場の低迷(リスク回避)、(2)6月独IFO景況感指数の市場予想を下回る結果(予想90.6に対し88.5)、(3)IFO経済研究所が「第2四半期のドイツ経済は再び縮小する可能性が高まっている」と否定的なコメントを発表したこと、などがEURUSDの重しとなった。同ペアは、欧州時間午前中近くに1.0887の安値まで下落した。しかし、売り一巡後は、(4)米金利低下によるドル売り圧力や、(5)ECBフォーラムを控えたポジション調整などに支えられ、米国時間午前中に高値1.0920まで反発した。その後、(6)米長期金利の低下幅が縮小したことや、(7)欧州株が低調に推移したことなどに引きずられ、本稿執筆時点(6月27日午前5時00分BST)では1.0905近辺で推移している。
本日の見通し
米ドル/円は、3月24日に記録した安値129.65を底に上昇に転じ、先週末には高値143.93まで上昇した(昨日は一時142.94まで後退したが、米軍参入で下落トレンドが固まり、再び143円台半ばまで上昇)。日足のローソク足が主要テクニカルポイントの上側に位置しており、昨年10月21日の高値151.95と今年1月16日の安値127.22からのフィボナッチ61.8%戻しをブレイクすることに成功している。"強気 三役好転のバランスチャート"、強い買いシグナルを示す "強気 三役好転のブロードチャート一気見"、"強気 パーフェクトオーダー" 強気スイングトレンド」、「ダウ理論上昇トレンド」など、いずれも強い買いシグナルを示唆するもので、週足ベースで設定されている。テクニカル面では、相場は非常に強い(短期、中期、長期の上昇リスクを懸念する必要がある)。短期的には、心理的節目の145.00や昨年11月8日の高値146.96がターゲットになる可能性がある。
ファンダメンタルズ面では、(1)米FRBは金融引き締めの延長(パウエルFRB議長が先週タカ派スタンスを強調→年内2回の利上げ観測が再浮上+早期利下げ観測が大きく後退)、(2)日銀は金融緩和の延長(上田日銀総裁が先週タカ派スタンスを強調)、(3)日銀は緩和的金融政策の延長(上田日銀総裁が先週タカ派スタンスを強調→年内2回の利上げ観測が再浮上+早期利下げ観測が大きく後退)が予想される。 上田日銀総裁はハト派スタンスを強調)。(3)上記1、2を背景とした日米の金融政策の方向性の違い(日米スプレッドの更なる拡大→円裁定取引の活性化)、(4)日本と他国のスプレッドの拡大(前週から先週にかけて、豪中銀、カナダ中銀、欧州中銀、スイス中銀、ノルウェー中銀、トルコ中銀、英中銀が利上げ→日米スプレッド拡大→円高クロス→ドル高円安)、いずれもドル円相場の継続を示唆している(日本当局の口先介入効果は薄れる見通し)。
以上のことから、引き続きドル高・円安トレンドの継続を予想するのがメインシナリオである。本日はこのほか、米5月耐久財受注速報値(21:30)、米4月FHFA住宅価格指数(22:00)、米4月S&Pケース・シラー住宅価格指数(22:00)、米5月新築住宅販売件数(23:00)、米6月コンファレンスボード消費者信頼感指数(23:00)、米6月リッチモンドに注目。 米連邦製造業景気指数(23:00)を含む米経済指標全般。
デイトレード
ユーロポンド(買い)
直近のトレード
2023/06/23
建玉 0.8594
決済指値 0.8599
確定損益 +5pips
2023/06/26
建玉 0.8567
決済指値 0.8572
確定損益 +5pips
2023/06/27
建玉 0.8582
決済指値 0.8587
2023年の損益
- 1月 +66pips
- 2月 -17pips
- 3月 -6pips
- 4月 +54pips
- 5月 -77pips
- 6月 +38pips
- 年間損益 +92pips
ポンド豪ドル(買い)
直近のトレード
2023/06/23
建玉 1.8857
決済指値 1.8872
確定損益 +15pips
2023/06/26
建玉 1.9052
決済指値 1.9067
確定損益 +15pips
2023/06/27
建玉 1.9045
決済指値 1.9060
2023年の損益
- 1月 -95pips
- 2月 +33pips
- 3月 +268pips
- 4月 +257pips
- 5月 -166pips
- 6月 +40pips
- 年間損益 +337pips
当ブログのデイトレードは「モーニングFX」のトレードルールに従って取引をしています
裁量判断不要のFXデイトレード手法を公開します モーニングFX 1日1回のチャンス!10万円から取引可
スイングトレード
豪ドルNZドル 買い・売り 1.09~1.00のレンジで10pip毎に両建て1万通貨
ユーロポンド 売り 18万通貨 0.886000
当ブログのスイングトレードは「両建てアービトラージ」もアレンジを加えた手法で運用しています
FX両建てアービトラージのトレード手法を教えます 数週間~数か月かけて取引をするスイングトレード手法です
おススメFX業者
取引ツールが使いやすいFX業者
この記事の内容は個人の見解です。金融商品の取引は、自身の責任で行ってください。読者の損失に対しましては、当ブログの管理者は一切の責任を負いません。<( )>