今日の為替市場のポイント
10日(月)、週初に上昇した後、米ドル/円相場は急落した。ドル/円相場は、週末に上昇した後、①急落した反動(金曜に発表された米6月非農業部門雇用者数が市場予想を下回る+前月分の下方修正→ドル急落)、②公表相場確定前のドル買い・円売り(5日と10日の需給要因関連)、③日本の5月貿易収支(結果:1兆1867億円の赤字 兆1,867億円の赤字)、(4)5月日本決算(結果:1兆8,624億円の黒字、予想:1兆9,108億円の黒字)、(5)日経平均株価の下げ幅縮小(リスク回避の動き弱まる)などが支援材料となり、日経平均株価は13:00JSTに143.01の日中高値まで上昇した。 日経平均株価は、日本時間13:00に143.01の日中高値まで上昇した。
しかし、買い一巡後は、(6)7月12日に発表予定の米6月消費者物価指数の発表を控えたポジション調整、(7)上値リスクを回避した短期筋の売り(前週末金曜日に記録した安値142.07を割り込んだ後のドル・円の投機売り)、(8)米長期金利の急低下(米2 年国債)が急低下したこと、(9)米ドル利回り(米2年国債)が急低下したこと。(8)米長期金利の急低下(米2年債利回りは4.95%から4.85%へ、米10年債利回りは4.09%から3.98%へ急低下)が重しとなり、米国時間早朝には141.27(6月21日以来の安値)まで下落した。
引けにかけてやや反発したものの、回復は鈍く、本稿執筆時点(7月11日午前5時30分現在)では141.32近辺で推移している。昨日は、バーFRB副議長が「インフレは高すぎる」「まだやるべきことがある」とタカ派的な発言をし、メスター・クリーブランド連銀総裁が「インフレを引き下げるには追加的な金融引き締めが必要」「インフレはまだ高い」、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁が「インフレはまだ高すぎる」「FRBはまだインフレを引き下げる方法を見つけようとしている」と発言した。デイリーFRB総裁は「利上げのためにさらなる措置を講じる必要がある」「米経済の勢いは予想以上に強い」とタカ派的な発言をし、ボスティック・アトランタ連銀総裁は「インフレは持続するには高すぎる」とタカ派的な発言をしたが、ドル買いの反応は限定的だった。しかし、ドル買いの反応は限定的だった。
7月10日月曜日(週明け)、EURUSD為替レートは堅調に推移した。米国時間早朝の時点で、EURUSDは1.0943の安値まで下落した。これは、(1)7月のユーロ圏の投資家信頼感の低さ(予想-17.9に対し結果-22.5)、(2)上昇圧力が強い中での短期的な売り、が重しとなった。しかし、売りが一巡した後は、(3)ECBによる金融引き締めの長期化観測、(4)欧州株式市場の底堅さ、(5)米長期金利の急低下(ドルが単一通貨の主要通貨に対して下落)、(6)それに伴うヘッジ・ユーロの金曜終値高値1.0975のブレイクアウト、などが支えとなり、米国時間午前には安値1.0943まで上昇した。 ドル売り。同ペアは米国時間午後遅くに1.1000の高値(6月22日以来の高値)まで上昇した。同ペアは引け間際にやや値を戻したが、下落トレンドは依然として強く、本稿執筆時点(7月11日午前5時30分現在)では1.0999近辺で推移している。
米ドル/円は、6月30日に年初来高値145.07をつけた後、下落に転じ、昨日は約3週間ぶりの安値となる141.27(6月21日以来の安値)まで下落した。この間、日足のローソク足が一目均衡表の転換線、基準線、ボリンジャー中間線、21日移動平均線を下回り、4時間足チャートなどでは強い売りシグナル(一目均衡表の三役逆転)が点灯し、テクニカル的にも状況が悪化している印象を与えるチャート形状となった。
こうした動き(大量のポジション調整)の背景には、(A)6月の米非農業部門雇用者数の下方修正を受け、米労働市場の過大評価の可能性に対する思惑が広がったこと、(B)上記(A)(米金利)を背景に、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めの長期化観測が後退したこと、(C)上記(A)(米金利)を背景に、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めの長期化観測が後退したこと、があった。 の後退、(D)金融引き締めが長期化するという米連邦準備理事会(FRB)の見解の後退。(B)米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め長期化観測の後退(米金利低下→ドル売り)、(C)日本政府・日銀の円買い介入への警戒感の定着、(D)7月28日に予定されている日銀金融政策決定会合でのイールドカーブ・コントロール(YCC)の許容変動幅拡大への思惑、(E 上記(A)、(B)、(C)、(D)における円ショートポジションの解消(円売りポジションの解消。(A)、(B)、(C)、(D)については、円売りポジションの解消(裁定取引ポジションの解消)。まだ多くの投資家が売りに転じていないため、短期的には一段の下落余地があるかもしれない。
しかし、中長期的な視点に立てば、(1)一目均衡表の雲は底打ちから上昇に転じることが予想され、(2)日足で強い買いシグナル(一目均衡表の3要因上昇トレンド+ダウ理論の上昇トレンド)が点灯しており、(3)90日線と200日線がゴールデンクロス(強気の完成形)している。(3)今週は90日線と200日線のゴールデンクロス(強気の完全順張り)が点灯する見込みであること、(4)日米の金融政策の方向性が明確に異なるため、ポジション調整一巡後の反発が期待されること。以上から、中長期的なドル高・円安トレンドは不変と見る(短期的には再下落に警戒が必要。(短期的には、心理的な節目である140.00や6月1日の安値138.46付近を下値目標とし、更なる下落に警戒が必要)。ブラード・セントルイス連銀総裁の講演を除けば、本日は他に注目すべき米経済イベントはなく、今週のメインイベントである米6月消費者物価指数が明日(7月12日)に予定されているため、米ドル/円は材料不足と様子見マインドから方向感を見出すのが難しい状況となっている。米ドル/円は材料不足のため、様子見ムードが続きそうだ。
ポンド豪ドル(買い)
直近のトレード
2023/07/10
建玉 1.9194
決済指値 1.9221
確定損益 +15pips
2023/07/11
建玉 1.9266
決済指値 1.9281
2023年の損益
- 1月 -95pips
- 2月 +33pips
- 3月 +268pips
- 4月 +257pips
- 5月 -166pips
- 6月 -10pips
- 7月 +90pips
- 年間損益 +372pips
当ブログのデイトレードは「モーニングFX」のトレードルールに従って取引をしています
裁量判断不要のFXデイトレード手法を公開します モーニングFX 1日1回のチャンス!10万円から取引可
スイングトレード
豪ドルの急落に伴い、豪ドルNZドルのポジションが膨らむ。
ユーロポンドも順調に下落
豪ドルNZドル 買い 1.0825✕16万通貨
豪ドルNZドル 売り 1.830✕18万通貨
ユーロポンド 売り 0.886000✕18万通貨
当ブログのスイングトレードは「両建てアービトラージ」もアレンジを加えた手法で運用しています
FX両建てアービトラージのトレード手法を教えます 数週間~数か月かけて取引をするスイングトレード手法です
おススメFX業者
取引ツールが使いやすいFX業者
この記事の内容は個人の見解です。金融商品の取引は、自身の責任で行ってください。読者の損失に対しましては、当ブログの管理者は一切の責任を負いません。<( )>