今日の為替市場のポイント
先週はFOMC、ECB理事会、日銀会合と主要3カ国で金融政策決定会合が相次いだが、米ドル/円に最も大きな影響を与えたのはFOMCと日銀会合だった。FOMCは2011年1月1日に東京で開催され、日銀会合の結果はその日のうちに発表された。
日銀会合の結果が発表される前日、ニューヨークの日経新聞がイールドカーブ・コントロール(YCC)の変動幅拡大に関する議論の速報を報じたことで、円は急騰した。結果は速報通り、上限0.5%の超過を容認し、逐次指値オペの水準を1.0%とするもので、1月7日に内田日銀副総裁が言及したYCCの修正に向けて動き出した。
その後、G20で上田総裁の発言は内田副総裁の発言と矛盾するように見えたが、今にして思えば不要な記者会見だった。おそらく内田副総裁は、今回の日銀会合の前にYCCの改定を検討していたから発言したのだろうが、そうであれば、日銀総裁はYCCも改定されていないと思わせるような誤った情報を流すべきではなかった。内田副総裁の発言後、日銀は肯定も否定もせず、今後協議すると曖昧に述べた方が良かっただろう。
金融市場参加者にとって最も重要な政策変更は、日銀理事会が連続指値オペの水準を1%に設定したことだが、総裁が言ったように1%はすぐには達成できない。下の日本の10年国債利回り(青)を見れば明らかなように、今回の決定は従来の0.5%を上回るものの、15年国債利回り(水色)を上回る可能性は低く、15年国債利回りは1.0%を下回っているため、この水準は注視する必要がある。
今週の見通し
より厳密に言えば、15年国債利回り(水色)と7年国債利回り(オレンジ)から算出される10年国債理論利回り(赤色)は、過去において実際の10年国債利回りと乖離していたが、今後は収束していくことが予想される。現在、理論値0.62%と実際の水準0.61%は拮抗している。今回のウィークリー・レポートでは、この理論値をもとに日本の長期債利回りを引き続き見ていきたい。
為替レートの動きは不安定としか言いようがないが、円長期金利が上昇したにもかかわらず、予想に反して為替レートは円安に終わった。日米の絶対金利差の拡大が再び円買い・ドル売りを促し、株式市場の見かけ上の買いも円安を支えた。ただし、当局が142円台での円安を警告していたことも忘れてはならない。当面は、140円台を挟んだ横ばい圏でのもみ合い相場となる可能性が高そうだ。
テクニカル的には、日足チャートを参照されたい。
上昇局面では、6月高値から7月安値までの下降トレンドの61.8%リトレースメントである142.07がレジスタンスとなり、短期的には140円台が買われる可能性があります。今週も引き続き140.00台がサポート、142.25台がレジスタンスとなりそうだ。
ポンド豪ドル(買い)
直近のトレード
2023/07/28
建玉 1.9060
決済指値 1.9075
確定損益 +15pips
2023/07/31
建玉 1.9300
決済指値 1.9315
2023年の損益
- 1月 -95pips
- 2月 +33pips
- 3月 +268pips
- 4月 +257pips
- 5月 -166pips
- 6月 -10pips
- 7月 -+6pips
- 年間損益 +279pips
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スイングトレード
豪ドルNZドル 買い 1.0815✕18万通貨
豪ドルNZドル 売り 1.0832✕21万通貨
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