今日の為替市場のポイント
1月17日(月)、米ドル/日本円相場は方向感を見いだせないまま推移した。欧州時間には、(1)米金利低下によるドル売り圧力、(2)株安(リスク回避の円売り圧力)に引きずられ、138.01の安値まで下落した。しかし、売り一巡後は下げ渋り、その後は、(3)7月米ニューヨーク連銀製造業景況指数が予想を上回ったこと(予想-3.5に対し結果+1.1)、(4)上記(3)を背景に米長期金利が反転上昇したこと、(5)イエレン米財務長官が「米国は景気後退に陥るとは予想されていない」と楽観的な見方を示したこと、などが相場の重しとなった。 米国経済は減速しているが、労働市場は非常に強い」と述べた。(5)イエレン米財務長官が「米国では景気後退は予想されていない」「米国経済は減速しているが、労働市場は非常に強い」と明るく述べたこと(6)が短期筋のショートカバーの支えとなり、米国時間早朝の高値139.41まで急伸した。しかし、買い一巡後は、(7)日銀の緩和的な金融政策への調整、(8)米金利低下によるドル売り圧力から、本稿執筆時点(日本時間7月18日午前5時30分現在)では138.71円近辺まで後退した。
7月17日(月)、EURUSD為替レートは高値と安値を行ったり来たりした。(1)ジェンティローニEU経済担当委員が、2024年のインフレ率は2%近くになると予想し、コアインフレ率の低下には時間がかかるとタカ派的な発言をしたこと、(2)米金利低下による米ドル売り圧力、(3)7月14日(金)に先週末の高値1.1245を上抜いたこと。 ユーロ買いと米ドル売りの両方が支援材料となり、欧州時間午前中に上昇し 1.1249と約1年5ヵ月ぶりの高値水準まで上昇した。しかし、買いが一服すると、米国時間午前には、(4)株安、(5)ドイツ債券利回り低下によるユーロ売り圧力、(6)予想を上回った7月米NY連銀製造業景気指数、(7)上記6つの要因を背景とした米企業長期金利の反転上昇に引きずられ、安値1.1204まで後退した。米国時間午前中までに、市場は1.1204の安値まで後退した。しかし、売り一巡後は反発し、後場には上昇に転じ、本稿執筆時点(7月18日BST午前5時30分)では1.1240近辺で推移している。
米ドル/円ペアは、前週末の金曜日に記録した137.25(5月17日以来の安値)の2カ月ぶりの安値から反発し、昨日は一時139.41まで上昇した。90日移動平均線と200日移動平均線にサポートされ、一目均衡表の雲の上限を突破した。明確な弱気バンドが消えたことは、強い下落トレンドが始まったことを示唆しており、テクニカル面では、下落トレンドは 止まった。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め一服観測(米インフレ鈍化観測)、日銀の金融緩和政策修正観測、これらに絡んだ円裁定取引終了観測など、ファンダメンタルズ的な下振れ要因(米ドル売り・円買い)が残っているにもかかわらず、この2週間で大幅なポジション調整が行われている。しかし、過去2週間ですでに大幅なポジション調整が終了していること(6/30高値145.07→7/14安値137.25)、来週の重要イベント(米FOMC、日銀金融政策決定会合)を控えて様子見ムードが広がっていること、今週は重要イベントがあまりないこと(ブラックアウト期間開始のため米公式イベントは予定されていない)。以上のことから、ここから売りを継続するのは難しいと考える。
以上のことから、メインシナリオは138.00-139.50を中心としたレンジ相場が続くと予想する。本日は、鉱工業生産(22:15)、設備投資(22:15)、企業在庫(23:00)、NAHB住宅市場指数(23:00)、ポートフォリオ投資(29:00)の発表が予定されている。
ポンド豪ドル(買い)
直近のトレード
2023/07/14
建玉 1.9057
決済指値 1.9072
確定損益 +15pips
2023/07/17
建玉 1.9166
決済指値 1.9181
確定損益 +15pips
2023/07/18
建玉 1.9194
決済指値 1.9209
2023年の損益
-
- 1月 -95pips
- 2月 +33pips
- 3月 +268pips
- 4月 +257pips
- 5月 -166pips
- 6月 -10pips
- 7月 +76pips
- 年間損益 +358pips
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スイングトレード
豪ドルの急落に伴い、豪ドルNZドルのポジションが膨らむ。
ユーロポンドも順調に下落
豪ドルNZドル 買い 1.0825✕16万通貨
豪ドルNZドル 売り 1.830✕18万通貨
ユーロポンド 売り 0.886000✕18万通貨
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